釣り回想記 入道岬 ある石鯛師との出会い

  大型釣るなら夜のほうが絶対確率が高いと信じて疑わなかった私が、足元洗う磯場に足を運ぶようになった
それまでの私の経験から結わせて貰えば、釣れる(魚が餌となるものを求め捕食する)場所とは、隠れる場所があり・
餌となる生物の生息場所、つまり極論だが浅場の岩礁と砂の混じった気持ち濁りの入る場所…。従って岩だらけのブッコミ
釣りにはいささか抵抗があったのは確かであった。但し夜明け前に入磯し、夜明けまでの空と海は、僅かな時間ではあるが
何時見ても飽きない素晴らしさがある。
  何時だったか私が、職場で鱸や黒鯛の釣果自慢をしていたら「今度、磯に遊びに来なよ」と大先輩に声を掛けられた
どうゆう釣りをしているとも述べずに…。明け方勝負だと言っていたので岩場だし「もしかしたらヒラスズキ」なんて感覚で
カメラ片手に居るらしい辺りに、キャストを繰り返しながら向かった。潮流が早いのか、潮騒が重くパワーを感じた。
  東の空が白々してくる頃にはそこに釣り人が見えた。なんだか絵になっていた。「何だ、ほんとに来たのか…」つり好きの
挨拶だと思った。竿はNFTの13・リールはPennの60・ライン18号第一印象「無骨である」。餌、とこぶし・高い。
  どうにも愛称が合わない気がした…。   まさか此れから年間50日も通うとは自分でも信じられなかった… 入道岬より